やりたいことはいつかじゃなくて今日からやる。

旅行記とコレクション中心の記録

撮影記録 神奈川新聞花火大会

みなとみらいの海上でうちあがる神奈川新聞花火大会は、臨港パークカップヌードルミュージアムパークが有料観覧席となっており、山下公園や赤レンガ倉庫、象の鼻パーク等が一般観覧席となっています。今回はカップヌードルミュージアムパークから花火撮影した場合の作例です。

<アクセス情報>

  • お手洗い有
  • アクセス:地下鉄、JR線から複数駅利用可ですが、終了時には最寄駅の桜木町駅みなとみらい駅は入場規制有り。一駅以上歩かなければいけないケースもあるので、歩きやすい足元で。車も交通規制がありオススメできません。

この場所は、打ち上げ場所の目の前にあるためとても撮影しやすいですが、一方でみなとみらい的な建物は一緒に映すことはできないので、いかにもみなとみらい的な雰囲気で撮影したい場合にはもっと距離がある撮影場所を探す必要があります。

毎度行く前に悩むレンズの焦点距離ですが、この場所からだと個人的には焦点距離は50 mmくらいが良さそうだと感じました。本番前にテスト花火が何回か上がるので、そちらの方向にレンズを向け、さらに花火のうち上がる場所の幅は狭いので、カメラは基本縦位置にセット。下記写真はすべてEOS 6D+SIGMA 50 mm F1.4 EX DG HSM+リモートレリーズの組み合わせで、トリミングしていません。

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下の写真が今回の一番のお気に入り。次々打ち上がる花火に圧倒され、気付いたらシャッタースピードが52.8秒にもなっていてびっくりしました。F13、ISO50にセットしていたので何とか露出オーバーにならず。

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花火は色温度をいじると印象変わるのでRAW撮影が楽しいです。下のは色温度低めにしてクールな印象に。

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10,000発以上と発数の多い花火大会ではいつシャッターを閉じるかの見極めが難しくてあっという間に露出オーバーになりがち。とはいえ色とりどりの光が夜空を大きく飾り、とても見ごたえのある花火大会でした。

撮影記録 棚田4/100選をめぐる その4:三重県 丸山千枚田

三重県熊野市紀和町の丸山千枚田は、赤く焼けた空と棚田の反射で有名なスポットです。いつか行きたい憧れの場所を訪問することができました。

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<アクセス情報>

  • 道路状況:比較的走りやすい道路で、道案内もこじんまりとありますが、基本的に狭い山道。対向車が来るとかなり幅寄せしないとダメです。
  •  トイレ:あり
  • 住所:三重県熊野市紀和町丸山地区
  • 撮影日:2014/05/25
  • 駐車場:2つあり。下の写真の大きい駐車場は7台位止められます。ただし日没前からかなり混雑。三脚を立てるスペースは十分にあります。

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空の色が棚田に写り込む時期というと、棚田に水が張られていて、且つ苗がそれほど成長していない時期になりますが、この棚田の場合は5月下旬になるようでした。棚田の区画が流水模様を作ります。

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EOS6D+EF70-200mm f/4L IS USM

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EOS6D+35mm f1.4 dg hsm

18:30頃、山の端に太陽が沈みます。

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EOS6D+35mm f1.4 dg hsm

19:00頃には日没して優しい茜色に染まります。この時、空が赤く染まる時もあるとのことでしたが、そんな好機は年に何回もないと地元のカメラマンが仰っていました。

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EOS6D+35mm f1.4 dg hsm(色温度下げて青味を強調しています)

山々のグラデーションを望遠レンズで切り取って。夕暮れ時の赤から群青の移り変わりは何度見ても見飽きません。

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EOS6D+EF70-200mm f/4L IS USM

赤に染まる空と棚田、の撮影は叶いませんでしたが、とても壮大な風景が満喫できる場所で、個人的には35 mmの焦点距離がぴったりでした。屋根のある待機場所もあり比較的撮影しやすいスポットだと思います。

<追記>

この駐車場スペースの左上の山の上にもこの棚田を一望できる展望スポットがあり、そちらからも特に車のライトを取り入れた長時間露光の素敵な写真等が撮影できるそうです。ただし、そちらは待機する場所やお手洗いもなく、車も路上駐車で、暗い山道を三脚担いで登らないと行けない場所なのでかなりの覚悟が必要そうでした。

Iittala Bird(イッタラバード)コレクション Rosebud Egg

Birds by Toikkaのアニュアルバードには、750個限定のAnnual Eggも一緒に販売されています(Eggがない年もありました)。今回ご紹介するのは2010年のアニュアルバードRosebudのEggです。元々Eggにはあまり興味がなかったのですが、大好きなRosebudの模様の意匠がそのままEggにも踏襲されていていたのと、とてもセール価格だったので入手してしまいました。(Rosebudサイズの鳥の卵としては巨大ですが)バードと並べると、ぴったり対の存在です。

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我が家のRosebudは赤色がかなり濃い目でボディの赤色の濃淡が見えづらいのですが、Eggはこのようにくっきりライン+中央の模様。底面からトップにかけての赤色のグラデーションがとても綺麗です。

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裏側にも同じ模様が配置されています。

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真上から見ても綺麗な模様と濃い赤色にうっとり。

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Eggの底面にはイッタラシールと、サインと限定ナンバーが彫られています(142/750)。

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Rosebudのeggはちょっと陶器のような不思議な質感のあるエッグ。お気に入りのバードはエッグとセットだとなお素敵だなぁと思います。

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アジサイ撮影&DPPの多重合成ツールで遊ぶ

Canonの純正RAW現像ソフト、DPPでは多重合成ツールが付いています。6月にアジサイを撮影すると、なんとなくこれを使いたくなるので遊んでみました。この機能は、事前に完成画像をイメージして、重ねたい画像のイメージをしっかり掴んでから撮影に臨むのがコツだと思います。

まずはRAWで撮影します。

画像1

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画像2(画像1とほぼ同じ構図でMFでわざとアウトフォーカスしています)

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画像3

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DPPで画像1を開いた状態でツールから多重合成メニューを選択し、画像3を比較(明)モードで合成。2枚の画像の明るいところを中心に合成している模様。あからさまにCG感がありますが、ふんわりと幻想的で好きな雰囲気です。ガクアジサイの花の玉ボケっぷりが増殖して堪りません。

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画像2と画像3を加重平均モードで合成。わざとボケた画像を撮って重ねることでソフトフォーカス調の画像に。

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作例では2枚の合成ですが、より多数の画像の合成も可能です。DPPの多重合成機能は、露骨に写真をいじっている雰囲気になるので、元々デジタル画像いじりが好きな私は面白いのですが、ちょっと使いどころに迷うことも。個人的にはアジサイの写真は素材として最適だと思うのでいじってみました。

画像はすべてEOS 6D + Tamron SP AF 90mm F2.8 Macroです。Macroレンズ、使用頻度はそれほど高くないですし、手ブレ+そよ風程度の被写体ブレにシビア、浅い被写体深度と撮影の難易度は高いですがやはりこれがないと撮れない画像があります。EFマウントで200mmとか300mmのMacroレンズがあったら買いたいなぁ。

Iittala Bird(イッタラバード)コレクション 大型サイズ編4 Fiskariina

2010年に発表後、短期間で販売終了となってしまったFiskariina。日本各地を巡ったフィンランドデザイン展でも多数展示されていたのでご存じの方も多いかもしれません。

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ラスターカラーの嘴がぱかっと開いているのが他のバードにはない特徴。金色から紺色にグラデーションがかった金属光沢がとても綺麗です。

それ以外にもボディの格子状の模様も珍しいパターン。横のストライプはBirds by Toikkaではよくあるいつものぐるぐる模様なのですが、縦模様の方は一本一本どうやって入れているのだろう?と不思議に思う均一さ。

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お腹の部分だけぐるっと螺旋状になっていますが、それ以外はまっすぐ格子状。

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尾がぴんと延びているため大きさが30 cm弱と大き目のバードです。

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このFiskariinaは、透明なボディのベース部分に細かい泡が入っており、ちょっとスモーキーな感じ。Golden Doveのボディの泡よりずっと小さいので意図的に入れたものというより入ってしまったもののようにも見えます。

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イッタラ村のイッタラアウトレットで購入。日差しがボディにはいると光が綺麗に広がるバードなので今度は夕方にまた撮影してみます。

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SIGMA 35mm f1.4 dg hsm購入しました&さくらで試写

今週の一枚「さくら2014」に参加しつつ、新しいレンズの紹介。

買うべきか買わないべきか迷ってはや半年、迷っている時間が勿体ないと思い、SIGMAのARTライン、35mm f1.4 dg hsm購入しました。個人的に広角レンズならではの遠近感の付き方が少々苦手ではあるものの、50mmよりもう少しだけ画角を広げたいシーンも多々あることから、広角すぎない広角レンズということで35mmにチャレンジ。

手持ちのSIGMAの50m F1.4 EX DG HSMは開放で使うのは正直なところ難しいシーンが多い中、本レンズは開放でも使える!という評判を聞き買ってみました。

まず開放のサンプル。日没後のスナップですが、開放F1.4でISO100、手持ち撮影しています。狙ったところにきっちり解像感があり、それ以外のところが柔らかくボケている感じが気に入りました(勿論ボケは広角レンズのボケ感ですが)。また開放だと周辺光量の減光がぱっと見て分かる位ありますが、それはそれで味わいの1つかなと感じました。

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F4.0に絞るとこんな感じ。

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本レンズのAFは、たとえばCanon純正のEF70-200mm F4L IS USMのスピーディなAFと比べれば劣りますが、少なくとも50m F1.4 EX DG HSMのAFよりはスピード・精度共に改善しているような気がします。50mmはちょっと安心できない感じでしたが、35mmは安心してAFを使えそうです。

ただ、35mmと50mmの15mmの画角の差は思っていたより大きく、かなり遠近感は強く感じました…使いこなせるよう精進せねば。街スナップ的な撮影には35mmという画角はぴったりですね。

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今週の一枚「さくら2014」

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EOS 6Dと組み合わせた時の重量バランスも良く、これから積極的に新しいレンズを使ってみようと思います。

Iittala Bird(イッタラバード)コレクション 大型サイズ編3 Species of Tern

本日紹介するのは、Birds by Toikkaより、Species of tern/アジサシです。1988~1992年に3000羽限定で生産されたバードで、全長30cmと見ごたえがあります。アジサシの仲間は鋭い翼と尾羽でシャープな姿を持っているのが特徴ですが、このバードも尾がまっすぐに伸びて素敵です。尾は二つに実際のアジサシと同じように燕尾型に分かれています。

個人的には数あるバードの中でも、形の美しさでは抜群だと思っています。

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ボディはマット加工で白い波模様が儚げです。頭部は真っ黒に見えるのですが、多分濃い紫色で、嘴もマットな紫色です。

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お腹はBirds by Toikkaの中ではおなじみのぐるぐる模様。サインとEdition Numberが手彫りされています。

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透過光の元だと、ボディの波模様が際立ってさらに美しく見えます。

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ボディの中にはよく見ると小さな気泡が閉じ込められています。

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私が一番気に入っているバードのkihu/labbeと同時期に発売されており、デザインも似通ったバードですが、kihuはトウゾクカモメ(多分)、Species of ternはアジサシなので違う種類。でも同じカモメ科の鳥らしく、すっと流れるようなシェイプがとても気に入っているバードです。