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旅行記とコレクション中心の記録

サントリー美術館 森と湖の国 フィンランド・デザイン展に行ってきました

サントリー美術館で2013/01/30まで開かれている【森と湖の国 フィンランド・デザイン展】に行ってきました。

フィンランドデザインの中でもガラスにフォーカスした展示内容で、総点500以上の作品(大半が1点ものでなく商品、ですが)を見ることができました。ダウンライトによって照らされるガラスの透明感、とその影が大変美しく、ガラスの質感を十分に満喫できる展示内容でした。

展示はスウェーデン支配下時代のものから始まり、Aalto vase、ToikkaのLollipop、カイ・フランクのカルティオなどなど、それぞれのデザインの持つ強さ、今もイッタラ社の主力製品有り続けるパワーに感じ入りました。ここのLollipop、撮影禁止のため画像はありませんが、すごく濃密で充実した空間が広がってました。いつか欲しい…

撮影可能なスペースには、Birds by Toikkaの現行品および、トナカイの集合、というオブジェが展示されていました。

トナカイの集合(部分)

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べっ甲飴みたいな素朴さがなんとも可愛らしいです。

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Birds by ToikkaからGlass EiderとFiskariina。Glass Eiderのコントロールバブルが素敵。

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なかなか個人では同じバードを複数買うのは難しいので、うらやましい展示の仕方です。

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Green IbisとBlack Ibis、Red Ibisの集団。フクロウもいました。

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きわみの光、というタイトルのインスタレーション。この場所、かなり薄暗いので、もう少し自然光を入れてくれるとなお綺麗だったのではないかと。色ガラスを通じて床におちる影が海の底にいるかのような雰囲気を作り出しています。

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なお、お目当てのBirds by Toikkaに関しては、

しか展示がなかったので、ビンテージのバードが沢山みたい、という方にはちょっと不向きかと。でもガラスのデザインと質感を満喫できる良い展示内容だったと感じました。

また、ミュージアムショップにはこの展示のための各限定50羽のBirdが販売されていました。深い青と、白の小さなバードで、入門しやすい価格設定(2万以下)。(現行品だと、Tildaとかに近い大きさと質感のバードで、ボディの表面がちょっとボコボコしてます)。

ヘルシンキから100kmほどのところにあるという、フィンランド国立ガラス美術館にも行ってみたくなる展示内容でした。