アジサイ撮影&DPPの多重合成ツールで遊ぶ
Canonの純正RAW現像ソフト、DPPでは多重合成ツールが付いています。6月にアジサイを撮影すると、なんとなくこれを使いたくなるので遊んでみました。この機能は、事前に完成画像をイメージして、重ねたい画像のイメージをしっかり掴んでから撮影に臨むのがコツだと思います。
まずはRAWで撮影します。
画像1
画像2(画像1とほぼ同じ構図でMFでわざとアウトフォーカスしています)
画像3
DPPで画像1を開いた状態でツールから多重合成メニューを選択し、画像3を比較(明)モードで合成。2枚の画像の明るいところを中心に合成している模様。あからさまにCG感がありますが、ふんわりと幻想的で好きな雰囲気です。ガクアジサイの花の玉ボケっぷりが増殖して堪りません。
画像2と画像3を加重平均モードで合成。わざとボケた画像を撮って重ねることでソフトフォーカス調の画像に。
作例では2枚の合成ですが、より多数の画像の合成も可能です。DPPの多重合成機能は、露骨に写真をいじっている雰囲気になるので、元々デジタル画像いじりが好きな私は面白いのですが、ちょっと使いどころに迷うことも。個人的にはアジサイの写真は素材として最適だと思うのでいじってみました。
画像はすべてEOS 6D + Tamron SP AF 90mm F2.8 Macroです。Macroレンズ、使用頻度はそれほど高くないですし、手ブレ+そよ風程度の被写体ブレにシビア、浅い被写体深度と撮影の難易度は高いですがやはりこれがないと撮れない画像があります。EFマウントで200mmとか300mmのMacroレンズがあったら買いたいなぁ。