Iittala Bird(イッタラバード)コレクション 番外ロケ撮影2
海岸でロケ撮影したTylli/Ringed Ploverがなお一層輝いて見えたので、続いてお気に入りのkihu/labbeを海に持参しました。
kihuは多分トウゾクカモメのことだと思うので、イメージとしては海岸にぴったりです。
岩場の撮影は雰囲気としては最高なのですが、30cm級のバードを尻尾が折れないように注意しながら設置するのはなかなか大変。
この画像は背景の岩場がどうにも整理できなくて、焦点距離135mmの玉ボケに逃げています。
正午付近の=日差しが上から照らす時間の画像は、CanonのDigital Photo Professionalのピクチャースタイルの中ならCLEARがぴったりですね。ちょっと誇張しすぎ感もありますが、派手目な画像にしたい時によく使います。
撮影記録 東京ゲートブリッジ
新木場駅からバスでいける撮影スポット、東京ゲートブリッジの紹介です。
<アクセス情報>
- 乗用車なら新木場ICから10分程度。若洲海浜公園常設の駐車場は広いが混雑している。
- 新木場駅から都バス「木11系統」で若洲キャンプ場行き終点「若洲キャンプ場前」下車。ゲートブリッジ撮影場所までは徒歩でやや歩く。
夜景撮影場所としては、お手洗いや自動販売機は複数設置、夜釣りの人も多いので、それなりに街灯はあって真っ暗ではないという有りがたい環境です。ただし、撮影スポットがちょうど岩場なので、あまり足場がよくありません。三脚が置ける場所も平らではない場所が多く、海風も吹くので服装には注意が必要です。本来はこんな感じで釣りを楽しむ方が沢山います。フナムシも沢山いますので苦手な方はご注意。
若洲海浜公園のマップの中の、海釣り施設とか人工磯と書いてあるところがちょうどゲートブリッジの素晴らしい眺望が臨める場所です。
この橋の素晴らしいところは橋のたもとから次第に離れて歩いていく最中に、角度によって変化して見える光景だと思います。人工磯付近からだと夕日はちょうど橋の向こう側に見えるところも美しいです。
まずは海釣り施設付近から。ここからだと羽田空港到着の飛行機も構図に一緒に収められるのが良いです。夕日に照らされて光る橋の陰影もドラマチック。
EOS6D+EF70-200mm f/4L IS USM、焦点距離:70mm
海釣り施設からちょっと離れるとこんな感じで、橋は影に沈みます。
EOS6D+SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM
人工磯の一番端まで来ると橋の全貌が見渡せます。日没したので、ここから三脚使用。
EOS6D+SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM
この橋の構造は恐竜みたいというか馬みたいというか…橋の真ん中から晴れていればちょうど富士山が望めるのも良いですね。日没後、白と紫のイルミネーションで照らされます。
EOS6D+SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSM
人工磯からの角度だと橋と飛行機の軌跡を一緒に写真に収めるのが難しいのが難点ですが、夕日と橋を存分に堪能できる良い撮影スポットです。
カメラをフルサイズ機にしてから、50mmレンズの活用頻度がぐっと増えました。50mmは基本の焦点距離と聞いてはいたものの、本当に使いやすい画角です。EOS6Dとの組み合わせだと、SIGMA 50mm F1.4 EX DG HSMはAFが遅いことと、ピントを結構外すこと以外は不満がないので、SIGMAがARTラインとかで作りなおしてくれたらまた買ってしまいそうな予感がします。
2015/01追記:日没位置の異なる冬の撮影記録もこちらに増やしました。
Iittala Bird(イッタラバード)コレクション 番外ロケ撮影1
ある日、透明なイッタラバードを見ていたら、
『夕日に透けるバードも素敵なのでは?』
と思い立ち、ロケ撮影を敢行。バードを安全且つ撮りやすい場所に置くのが難しかったり、日没までの時間との勝負だったりと大変でしたがとても楽しく写真撮影できました。
我が家のバードの中で一番透明なTylli/Ringed Ploverをつれて夕日の沈む海岸へ。チドリなのでイメージとしても海岸にマッチしますね。
これ、足元はどうなっているかというと、
三脚の雲台に恐る恐る乗せてみました。
次に波の跡が素敵だった砂浜に設置。
波が寄せてくるとちょうど良い具合の模様が背景に現れました。Tylli自身にも波模様が写り込んでいて良いですね。
ただこのあと大きな波が来てあっという間に水没…あわてて回収に向かいました。
夕日自身も、照らされる波も綺麗ですが、真珠色に染まった砂浜部分も予想外の美しさ。
水平線近くに雲があって日没そのものは観賞できませんでしたが、美しい夕焼けに感謝。
Iittala Bird(イッタラバード)コレクション 中型サイズ編9 Golden kiwi
本日紹介するのは、前回のGolden dove繋がりで、Golden kiwiです。
イッタラバードのkiwiシリーズは、ibisと同じように沢山のカラーバリエーションがあって、どれも素敵です。kiwiはibisと大きさは同じくらいですが、尾がなく丸いお尻をしているのと、嘴がまっすぐなのが主な違いです。
下の写真は、iittala museumに展示されているkiwiズで、左上からLagoon kiwiとJewelled kiwi、左下からBeach kiwiとRocky kiwiです。
Golden kiwiは中でも本物のキウィに近い色合いのバードで、ベースは透ける茶色に、黒のラインがふんわりと入っています。嘴は黒。
このボディの黒いラインは、Birds by Toikkaではよくあるパターンで、左右で流れの向きが違います。バードの模様には、他にも斑やコントロールバブルなど様々なパターンがありますが、個人的にはこの流れる波状のパターンが、鳥の羽毛っぽくて一番好きです。
脚の付け根のあたりをクローズアップ…なんとも精緻なパターンです。
上から見ると結構四角い形をしていますね。Golden doveと同じようにぬめっとした輝きがあります。
脚の下には手彫りのサインとお馴染みイッタラマーク。
ここまでは客観的な紹介のため、太陽光が全体に回る状態で撮影しておりますが、Golden kiwiは逆光で見るのが何より美しいです。色合いは茶・黒のみと控えめなバードですが、逆光のボディの透け感は格別、背中側の琥珀色から脚元の温かみのある茶色へのグラデーションが素晴らしいです。まあるい形と、うつむき加減の表情がなんとも可愛らしく、お気に入りのバードとなりました。
飛べない鳥、キウィの体格と立派な脚がしっかり表現されたGolden kiwi。かなり写実的なバードの1つではないかと思います。
ヘルシンキのアンティークショップで購入。
Kiwi in Zespri Green
Iittala Bird(イッタラバード)コレクション 中型サイズ編8 Golden Dove
本日紹介するのは、2001年のアニュアルバード、Golden Doveです。正直、写真で眺める分にはあまり興味がなかったバードだったのですが、iittala museumで現物を見たら、一転ぐっと惹かれるバードに。ボディの黄色は反射でピンク色っぽい輝きを放ち、炭酸水のような泡が全身に広がる堂々とした体躯のバードです。全長22cmと結構大き目のバードでもあります。
上から見ると結構太目の体格。ボディにちょっとぬめっとした輝きがあるのがご覧いただけますか?
嘴はボディの大きさに比べるとかなりコンパクト、赤が印象的に使われています。
翼はグリーンベースのラスターカラー。マーブル模様みたいになっています。
このバードはボディが一番印象的。細かな泡が全身に入っていて(※)、炭酸水が閉じ込められているように見えます。黄色のカラーもほかのバードでは見たことのないもので、光の加減でピンク色がかった反射光がちらちらと見えるのが不思議です。この泡を閉じ込めるテクニックのためボディ部分のガラスが分厚くなっているのか?このサイズのバードとしてはかなり重く、1,056gもありました。
お腹にはお馴染みイッタラマークと、2001年のマークあり(サンドブラスト)。
透過光が潤沢な場所に置けば泡模様が強調され、光が少ない場所に置いても特有のボディの輝きが楽しめるバードで、置き場所には悩まないと思います。フィンランドのマーケットで購入。
※すべてのGolden Doveのボディに泡が入っているかというと、製造時期によっては入っていない個体もあります。個人的にはやっぱり泡入りがオススメ。
Iittala Bird(イッタラバード)コレクション 小型サイズ編3
本日紹介するのは、Birds by ToikkaのTylli/Ringed Plover/ハジロコチドリです。脚が伸びているバードの中では一番小さい?かもしれませんし、色もシンプルな透明・白・茶・黒のみと地味なカラーリング。しかしながら部屋の中の一番光があたる場所に置いてあげると俄然輝きます。
このバードで一番気に入っているのは、ボディのバランス、とくに尾がぴんと上向きに伸びているところ。浜辺をととと…と歩いている様子が思い浮かびます。
透明なボディなので繊細な縞模様が重なって見えます。茶ライン×2本と白ライン×2本の螺旋状のパターンで、背中で融合しています。
頭は中空ではないので、横から見るとボディの縞模様が屈折して見えて面白い。
脚の台?は分厚い氷の板のようで、後からくっつけたみたいに見えます。他の脚付のバードとこのあたり、作られ方が違う気がします。サインはサンドブラスト。
同じ縞模様系のヨタカとのツーショット。なかなか相性が良いと思うのですが、いかがでしょう?
海外のオークションで購入。
Iittala Bird(イッタラバード)コレクション 大型サイズ編3 Harakka/Magpie/カササギ
今週のお題「七夕」
Hatena blogのお題にかこつけて、なんとか七夕の日にupしたかったイッタラバードのHarakka/Magpie/カササギの紹介です。フィンランド語では「ハーラッカ」という発音で呼ばれるこの鳥、七夕と関係がありまして、織姫と彦星をつなぐ架け橋になった鳥だそうです。あとは、村上春樹の小説『ねじまき鳥クロニクル』の第1部が”泥棒かささぎ編”でしたね。日本だと九州の一部でしか観察できませんが、世界に広く広がっている種です。実際の姿はこんな感じ。翼を広げると風切羽の白さが目立って綺麗な鳥です。オナガと同様、カラスの仲間です。
Birds by Toikkaのカササギは2012年に再販されましたが、このモデルは過去に販売されていたもの。シールもNuutajarviのものです。現行品に比べると首が太く、短め、翼の意匠も大き目でより堂々としている印象。長めの尾が滑らかに伸びる、精悍なシルエットがとても気に入っています。上の写真と比べてもらえれば、かなりリアル系のバードであることが分かると思います。
翼と頭部が青いラスターカラー、ボディはベースが白に透明なガラス、黒いガラスが被さっています。
上から見ると首を少し横に向けています。
ベースが白い不透明なガラスのバードなので、直接光があたらない場所においても映えるバードですが、日光の下ではラスターカラーが青く輝きさらに美しさを増します。白いベース、ラスターカラー、黒の3つのカラーが出会うところが特に美しい。お腹のサインは手彫り。
色味こそ地味ですが、堂々とした体格で存在感のあるバードです。リーヒマキのマーケットで購入。
ところで、イッタラバードのお腹のサインで、Nuutajarvi Notsjo(aとoの上に点々を出したいのですが、うまく出ず)と彫られているのが何なのか、ずっと気になっていたのですが、今回ヘルシンキで解決することができました。Nuutajarviはもちろん、ヌータヤルヴィの工場のこと、Notsjoは、ヌータヤルヴィのスウェーデン語だそうです!フィンランド語とスウェーデン語が併記されるフィンランドならではです。