ロンドン郊外の素敵なお庭：ウィズリーガーデンにいく（公共交通機関で）! 交通編

イギリスのお庭、と言われればコッツウォールズ地方の素敵な街並みや、キューガーデンを想起される方も多いかと思いますが、ロンドン郊外にある、Royal Horticultual Society Wisley Gardenもとても素敵な植物園（イングリッシュガーデンの見本市みたいな感じ）でしたので、その模様を紹介します。この記事のポイントは、公共交通機関（レンタカーを使わずに）でたどりつくか、です。

<<ウィズリーガーデンとは？>>

1903年設立の、英国王立園芸協会のフラグシップたるお庭。広大な敷地には、ガーデニングのモデルだけでなく、ガーデニングの図書館やトレーニングセンター、高山植物の展示や温室、野鳥観察の場やカフェ・レストランも用意されており1日を過ごすのにふさわしい場所。入場料は大人1名£11.55。料金詳細はここをご覧ください。

旅の計画は、まずWisley Gardenまで最寄駅からバスを利用するか、タクシーを利用するかから考えてください。

1.タクシーの場合

Woking駅からタクシーで4マイル。Woking駅にはタクシー乗り場あり、とのことです（ソース）。

2.バスの場合

Kingston駅から1時間に1本（月-土のみ、日曜は運休）のバスに乗って1時間。

私は2.の方法で行きましたので、2.を中心にお話しします。Woking駅、Kingston駅ともに、London中心地からはWaterloo駅を利用します（※）。Waterloo駅は、地下鉄もバスも複数本乗りいれていますから、アクセスは良好のはずです。

※Londonには、日本でいう東京駅のような存在のLondon駅はなく、各方面に向かう中央駅が複数あります。Waterloo駅はロンドンから西方向の電車が出ています。

Waterloo駅から、Kingston駅までは途中とまる駅の数にもよりますが、30分程度です。このチケット、事前に予約したり、オフピーク時に乗車したり、往復券を買ったり、Oysterカード（※）で購入した方が安価ですが、私は当日乗車時間に制限のないAnytime往復券をキャッシュで購入し、15GBP位でした。特に座席指定はないので、時刻表を見ながら目的の電車がでるプラットフォームに向かいます。時刻表はここで確認できます。

※Oysterカードとは、日本でいうPASMOやSUICAのようなカードのこと。ロンドンのバスや地下鉄、一部の鉄道で利用可能。

Kingston駅の改札を出たら、改札を左手に向かって歩くと、（下記は駅を出たあとに見える風景です）

このようなバス乗り場があります。

2012年9月時点で、Gulidford行きWisley経由のバスは515線ですので、A3というバス停で待ちます。TimeTableは、ここにあります（※あくまで現時点の情報です、出発前に確認してください）。このバス、1時間に1本しか出ていないこと、Wisley Gardenまで1時間かかること、さらに日曜日は運休なので注意してください。

バスに乗車した後に、行先（Wisley Garden）を運転手に伝え、キャッシュ（Oysterは使えませんでした）で運賃を支払います。Singleチケットで3GBP位です。しばらくKingston郊外を運行しますが、あるところでバスは高速道路に入り、数分するとWisley Gardensの駅です。高速道路の脇にある駅なので、ここで降りるのかとびっくりするのですが大丈夫です。

下記がバスストップの標識です。

バス停で、右手を見ると、高速道路を超えた向こう側にWisley Gardenへの案内が出ていることが分かります。横断歩道を渡って高速道路を超えます。

高速から車がどんどん入ってくる車道の脇を歩くと、看板と駐車場が見えてきます。歩行者用の道路はないので、注意してください。

駐車場を徒歩で進むと、Wisley Gardenの入り口です！バス停から、Wisley Gardenの入り口までは徒歩で10分もかからないと思います。

行きも帰りもこのバス停で乗り降りした乗客は私一人…ということで、Wisley Gardenへは自家用車で行く人が多い場所のようです。10時開園で、10時にはすでに駐車場が結構埋まっていましたので。

歩道橋を降りた側に帰りに利用するバス停（小屋みたいな）がありますので、Wisleyに向かう前にそこで必ず時刻表を確認しましょう。こちらも1時間に1本しかないので注意です。

後編では内部の様子を紹介します。